こんにちは!マーケティング部です!
先日、VR/AR/MR活用セミナーにお邪魔してきました。経済産業省の近畿経済産業局様が主催される、VR/AR/MRの技術をビジネスで活用したい企業に向けて、活用のポイントや事例をご紹介するイベントです。今回は、レポートをご報告したいと思います。
まずはVR技術についての基本的な知識からご説明いただきました。混同しがちですが、VR、AR、MRは下記のように分類されます。
・VR(Virtual Reality=仮想現実)
CGで作られた世界に自分自身が入り込んだような体験ができる
《例:手術シーンを隣で体験する医師のためのトレーニング》https://www.moguravr.com/j-and-j-vr-training/
・AR(Augmented Reality=拡張現実)
現実の世界にバーチャルの情報を与える
《例:スマートフォン等に映る実際の景色に道順を示すサービス》https://vrinside.jp/news/post-154824/
・MR(Mixed Reality=複合現実)
仮想世界と現実世界を組み合わせ、両者を融合する
《例:ゴーグルをかけ実際に見る景色にキャラクターが出現するゲーム》https://vrinside.jp/news/post-171409/
ここ数年、ニュースなどで耳にすることが増えたVRですが、実際には随分前から登場していた技術であり、広く認知されたのは1989年のことだそうです。時代の先端を行く専門的な技術というイメージが強いですが、仮想空間の中の店舗で店員の研修を行ったり、家具店で購入を検討する際に実際に家に置いたイメージをVR空間で見てみるなど、様々な企業により、既に私たちの身近なところに実用されています。
会場には、実際にVRツールを利用して、ビジネス活用している企業様の事例を体験できるコーナーもありました。
今までは紙と鉛筆で二次元的に行われていた高次脳機能障害(脳卒中、認知症等)のリハビリをMRツールを使って三次元的に行っているという実例です。スタッフにとってはより正確な結果を得られることや、そのテストから抜き出したデータをグラフ化できるという利点があり、さらに患者さん側もゲーム感覚で気軽にリハビリを行えます。
実際にこちらのヘッドセットを着けて体験してみたところ、まるでゲームをプレイしているような楽しさでリハビリを受けているという感覚がないくらいでした。ルールもシンプルで、簡単な説明を聞くだけで誰でもすぐに覚えられるようなものでした。リハビリというと、忍耐と継続が必要とされるつらいものというイメージがありますが、患者さんが自主的に楽しむことでスタッフも楽しみながらサポートでき、リハビリの現場に笑顔が増えるきっかけになりそうだと感じました。
VR技術は既に様々な場所でビジネス活用されていて、この技術を使うことで今までできなかったことが可能になる未来が見えてきています。今は大きなゴーグルやヘッドセットを装着するなど大がかりなものだというイメージがまだありますが、これからはデバイスも進化し、より高精細で低価格のものが登場してくるということでした。気軽に高品質なVR技術を体験できるようになることで、今後さらに利用者が増えてゆくと予想されます。
一方、新しい分野が広がってゆく黎明期には、その技術を悪用しようとする動きも現れます。私達は、セキュリティを専門に扱う企業として、脅威におびやかされる不安を取り除き、安心して技術開発に専念できる環境を守り、その分野の発展を支えたいという思いがあります。
社会の期待や関心を受けて新たな流れを作る企業や団体さまのニーズを理解するために、今回のようなセミナーなどで学びながら常に成長し、信頼される存在であり続けたいと考えておりますので、これからも株式会社DNPハイパーテックにご注目ください!